別れた
別れは、突然起こる
17年間、一緒に過ごした冷子との別れだ
出会いは、高校生活に終わりを遂げようとする頃
卒業式を控えた時期だ 今でも鮮明に覚えている
無口な存在だった
話しかけても 「う~ん・う~ん」としか発しない
そんな存在だった
大学進学の為、一人暮らしが初まる 冷子が着いてきた、ひっそりと部屋の隅でいいから置いてほしいとの事
僕にとっては大歓迎だ!!
狭い部屋だが、一緒に暮らすことぐらいできる
部屋で、冷子が待っていると思うだけでうれしいことばかりだ
ただ、冷子は、無口なのだ あまり話さいでも、僕はそれでもかまわない
冷子との生活が始まった